仕事柄、プレゼンテーション資料を作る機会が非常に多くあります。
ありがたいことに、社内では「プレゼン資料作成のプロ」と評価してもらっています。
今回は、そんな私がこの10年間、資料作成で一貫して意識してきたことの一部を共有します。
プレゼン資料を作るうえで大切なことは、実は多くありません。
意識すべきポイントは、次の3つだけです。
- すぐに作り始められる状態か
- 3Sで作れているか
- 聞き手をよく知ること
例えとして、日本人ならば誰でも知っている桃太郎(参考リンク)を使います。
プレゼン資料を作るときの第一のポイント:すぐに作り始められる状態か?
デスクに座り、パソコンの前で「うーん」とうなって、あっという間に数時間、、、
資料作成がまったく進まないということはないでしょうか。
この状態の原因は、考える力不足ではありません。
多くの場合、資料作成に必要な材料(Input)が足りていないのです。
例えば、桃太郎のお供が誰か分からない状態では、桃太郎のお話をまとめられるでしょうか。
・確か猿がいたから、カニだっけ?
・亀と一緒に行くんだっけ?
・ロバ、イヌ、ネコ、ニワトリ?
このような状態ではとても資料を作り始められません。
資料作成が止まったときは、
「うまく書けない」と悩むのではなく、
「情報が足りていないのでは?」と疑うべきです。
資料を作るための材料が足りていないという頭に切り替え、
目の前の資料作成から離れて情報収集を行うべきです。
プレゼン資料を作るときの第二のポイント:3Sを意識する
資料作成にあたって、気にしないといけない大事な要素があります。
- Simple
- Story
- Surprise
Simple
できるだけシンプルにすることです。
会社において何か報告をする際、聞き手より話し手(あなた)の方が報告内容については必ず詳しいはずです。
そうすると、ついつい多くの情報の記載や説明をしたくなりますが、それは聞き手の混乱を招きます。
情報は極力大事なもののみに絞りましょう。
例えば桃太郎の話で下記の内容があったらどうでしょうか?
桃太郎の入っていた桃は、あかつきという品種で、7月下旬に旬を迎えるものです。
お供のキジは、メスが子育てをし、一夫多妻状態になることもあります。
物語の本筋とは関係のない情報が入ることで、
聞き手は「結局、何の話だったのか」と混乱してしまいます。
相手に本当に伝えたい/わかってほしいことは何か見極めて、それ以外の情報は極力削る。
Story
良いプレゼン資料には、必ず流れがあります。
- 今日の結論は何か
- なぜその話をするのか
- どんな課題があり、どう解決したいのか
これを物語のようにつなげていきます。
たとえば、
「桃太郎が大きくなり、気分で鬼退治に行った」
では、聞き手は納得できません。
- 鬼が村に悪さをしている
- それを聞いた桃太郎が立ち上がる
という背景があって、初めて話が自然につながります。
また、
1スライド1メッセージを意識することで、
前後の資料とのつながりも明確になります。
Surprise
プレゼンを効果的にするためには、聞き手を惹きつける要素が必要です。
聞き手にとって、次のような要素が必要になります。
- 目新しい情報
- 予想していなかった視点
- 自分にとって価値のある情報
例えば、桃太郎が普通に武士の家生まれで、同僚と悪さをする鬼を退治しに行く話だったら、この桃太郎という話はここまで有名になっていないでしょう。
桃から男の子が生まれる、という通常であれば考えられないことが読者を惹きつける要素となっています。
プレゼン資料を作るときの第三のポイント:聞き手をよく知ること
聞き手のことを理解しましょう。
- 聞き手はどんな立場か
- 何に困っているのか
- どの程度の知識を持っているのか
綺麗に喋ることがゴールではなく聞き手に理解してもらうことがゴールです。
たとえば、私が3歳の娘に桃太郎を伝えるなら、
物語として説明するのではなく、童謡を歌います。
「むかしむかしあるところに」と話し始めても、
聞いてもらえないか、「むかしってなーに?」となり、話は進まないですが、歌なら楽しく聞いてもらえるからです。
相手に合わせて伝え方を変える。
これが、聞き手を知るということです。
プレゼン資料を作るときの重要ポイント3点のまとめ
プレゼンテーションの重要ポイントを、まとめました。
最後に、今回の内容を整理します。
- 聞き手をよく知ること(最重要)
- すぐに作り始められる状態か
- 3S(Simple / Story / Surprise)で作れているか
この3点を意識するだけで、プレゼン資料の質は確実に変わります。
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