新卒で就職先を選ぶとき、多くの人が「大手企業 vs 中小・ベンチャー企業」で悩みます。
裁量のある環境で早く成長したい。でも、安定も捨てがたい。
私もそんな悩みを抱えていましたが、大手企業に入社して10年以上勤め、転職を経験した今だからこそ断言できます。
「新卒で入るなら、やっぱり大手企業がおすすめです」。
この記事では、その理由を3つに絞って、実体験をもとにわかりやすく解説します。

新卒で大手企業に入るべき3つの理由【実体験】
① 安定性と待遇の良さで心に余裕ができる
大手企業に言えるのは、企業として安定しているということ。
多少のトラブルが起きても、給料は下がらないし、なかなかクビにもなりません。
昨今「パナソニック」や「日産」が話題になっていますが、それでも給料は平均水準よりは遥かに高く、またリストラの際も多額の割増退職金がでます。
そして、その安心感が勤めている人の余裕にもつながり、人柄が良い人が多いです。

お金の余裕は心の余裕につながります
わたしの職場の同僚たちも穏やかで人間関係に悩むことが少なく、長く働ける土台がありました。
② 成長できる環境と豊富な研修制度
よく聞く、大手企業だと業務が細分化されており、成長機会がないというもの。
確かに、中小のように何でも屋さんということはないかもしれません。
しかし、それをカバーできることが2つあります。
- 一つひとつの仕事のスケールが圧倒的
- 充実した研修制度と資格支援制度がある
一つひとつの仕事のスケールが圧倒的
一つ一つの規模感がとても大きいです。
例えば、総務部にいて、「社員のデスクや椅子を購入する」という仕事を与えられたとします。
これだけ聞くとあまり面白くないかもしれませんが、大手企業で従業員が1万にいるとしたら、デスクが1万円でも1億円の買い物をすることになります。
1割でも安く買えれば、1000万円の利益を生み出すことになります。
充実した研修制度と資格支援制度がある
実務経験は積めないかもしれませんが、研修制度は山ほどあります。
資格を取るのに、お金も出してもらえることが多いです。

自分自身がやる気を出せば、たくさんの知識を学ぶことができます
③ 転職市場での評価が圧倒的に高い
これは、転職してわかったことですが、大手企業に勤めていたこと自体に市場価値があります。
そのため、一つ目のポイントの通り安定感もありますが、もしものことがあっても、他に転職することができる可能性が高いです。
わたし自身も大手企業から大手企業への転職ができました。
なんとなく、文化も似ていて、働きやすいです。
逆に中小企業→大手企業は難しいと思います。
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それでも大手企業にはデメリットもある
デメリットももちろんあります。
裁量権が得られるまで時間がかかる
メリットの裏返しがデメリットになりますが、それ以外で挙げるとするならば、スタートダッシュはどうしても遅くなるということです。
教育制度が充実している分、自分の裁量で仕事ができるまでの時間がかかります。
自分の感覚だと、3年はかかります。
それまでの3年は、仕事自体はあまり面白くないかもしれません。
3年くらい経って、自分の裁量で仕事ができ、そこで仕事の全体感が見えて、面白くなってくるし、成果も出てくる感じです。
そのため、大手に勤めたことによる市場価値も、3年以上継続して勤めて初めて生まれます。

仕事に魅力を感じずに3年経たずに辞めてしまう人も多いです
中小企業と迷っているあなたへ伝えたいこと
もしあなたが、
- 裁量のある仕事で早く活躍したい
- ベンチャーでスピード感を味わいたい
そう考えるなら、中小やスタートアップもいい選択肢です。
ただし、「最初の3年」で得られる経験とブランド力は、大手企業のほうが圧倒的に有利です。
3年後の自分の選択肢を広げたいなら、まずは大手企業で地盤を作ることをおすすめします。
まとめ|「迷ったら大手」は間違いじゃない
転職してわかった新卒なら大手企業に勤めた方が良い理由をまとめました。
新卒でどういった企業に入ろうか迷っている方の参考になりましたら、嬉しいです!